人件費をできるかぎり抑えたいという企業が増えたことから、正社員よりもパートタイマーやアルバイト等の非正規社員の割合がどんどん増えてきています。
ご存知のとおり、非正規雇用と正規雇用では給料の差が歴然です。そんな中なかなか正社員になれずに低賃金の生活を強いられている人は少なくありません。
そうしたことを含め、非正規として入社した人の中にも、正社員として働きたい人が多い実情があります。
ただ、正社員として待遇が上がる分、それだけの責任とリスクがかかってくることは知っておいたほうがいいでしょう。
例として、正社員として働く場合には非正規社員の上司にあたる為、非正規社員の失敗の責任も正社員が負わなければなりません。そうした環境でも、上手く立ち回れるかどうかを考えておいた方がいいでしょう。その他には、週末や年末年始等を含めた祭日の勤務も求められる事もありえます。
そうした条件も踏まえた上で、正社員になりたいのなら、正社員登用制度を設けている職場に入社するといいでしょう。
職場によってはこの制度を設けていない所もありますが、そこでキャリアをしっかり積んで評価されれば、正社員になる為の試験を受ける事も可能です。
正社員登用制度の試験は事業所によってさまざまですが、1次試験と2次試験を行う所が多く、試験内容は中学校レベルの数学と国語を中心と
した一般常識問題や論文等の筆記試験や面接が行われています。職場によっては、研修と一定期間の勤務で正社員に登用されるケースもあるようです。